枕が不潔だと睡眠の質に影響が出ることがあります。清潔でない枕で眠ると、心地よさが損なわれることも。
常に清潔な枕でぐっすり眠りたいですよね。でも、枕カバーを洗っても取れない黄ばみは見た目にも不快です。
今回は、枕カバーの黄ばみを効果的に除去する洗浄方法をご紹介します。
枕カバーの黄ばみの原因は何?
黄ばみの主な原因は、汗、皮脂、唾液などから来る「タンパク質」の汚れです。
睡眠中に唾液が出たり、汗をかくこともありますし、枕には直接顔や頭が触れるため、皮脂が付着することも避けられません。
これらの汚れは時間が経つと酸化し、黄ばみとなります。通常の洗濯では取り除きにくい頑固な汚れです。
黄ばみ取りの秘訣は酸素系漂白剤
黄ばみをはじめとするタンパク質の汚れには、酸素系漂白剤が有効です。
1.洗面器に40度から50度のぬるま湯を用意します。この温度が酸素系漂白剤を使う際に重要です。温度が高すぎたり低すぎたりすると、漂白効果が落ちることがあります。
2.酸素系漂白剤を1~2カップ、お湯に溶かし、よく混ぜます。ゴム手袋を使うと、肌への直接的な触れを避けられます。特に肌が敏感な方は注意が必要です。
3.枕カバーを洗面器にしっかり浸し、特に黄ばんでいる部分がしっかりと浸かるようにします。
4.約1時間放置した後、洗濯機で通常通り洗います。
枕の黄ばみを落とす究極の方法:煮洗い
枕カバーの頑固な黄ばみを効果的に取り除く方法として、煮洗いがおすすめです。
煮洗いは高温で加熱することで殺菌効果もあり、黄ばみやシミを落とすことができます。
ただし、この方法は「綿」や「麻」のような特定の素材に限られています。化学繊維やウール、シルクなどの素材には適していません。
また、色付きのものと一緒に煮洗いすることは避けてください。白いものと色のあるものを一緒に煮洗いすると、色移りする可能性があります。
枕カバーの煮洗いプロセス
1.ステンレス製またはホーロー製の鍋に水を入れ、加熱してください。
アルミ製の鍋は避け、重曹を使用する場合は鍋が変色しないよう注意が必要です。
2.水が沸騰したら、重曹と粉石けんを加えて溶かします。
重曹は消臭効果があり、粉石けんは油性汚れに強いアルカリ性で洗浄力を向上させます。合成洗剤は油性汚れに効果が低いため、粉石けんを使用することを推奨します。
3.枕カバーを鍋に入れ、5分から10分間煮込みます。
このとき、枕カバーが鍋底にくっつかないように注意してください。くっつくと焦げる可能性があります。
4.煮洗いが終わったら、枕カバーをバケツなどに移し、よくすすいでから天日干しで乾燥させます。
枕カバーは水分を含むと重くなるため、取り扱う際は菜箸ではなくトングの使用を推奨します。
まとめ
枕カバーの黄ばみ除去には煮洗いと酸素系漂白剤の併用が効果的です。煮洗いで予洗いした後、酸素系漂白剤で仕上げる方法を試してみてください。
直接顔や頭が触れる枕カバーは、常に清潔に保つことが大切です。
この記事が皆さんの快適な睡眠を支える手助けになれば幸いです。