夏の暑さでたくさん汗をかいた後、すぐに洗濯ができないことはありませんか？
一人暮らしで洗濯の時間が取れなかったり、学校や仕事、スポーツ後に遅く帰宅して家族の洗濯と合わせるのが難しい場合もあるでしょう。
汗が染み込んだ衣服を長時間放置すると、さまざまな問題が生じる可能性があります。
洗濯がすぐにできない場合の適切な対応方法について学びましょう。
汗に濡れた衣服の洗濯ガイド
スポーツや運動後、汗で濡れた衣服のお手入れはどうしていますか？ 健康への意識が高まる中で、日常的にウォーキングやジョギングを楽しむ人が増えています。特に夏の暑い時期には、汗を大量にかくことが多く、それに伴い洗濯物の量も増えます。
しかし、汗を吸収した衣類を洗濯する際には、いくつかのポイントに注意が必要です。
洗濯機に衣類を入れっぱなしにすると、雑菌が繁殖し、衣類が臭くなったり、黒カビが生える原因になります。
また、家族の洗濯物と一緒にすると、他の衣類に臭いが移るリスクもあります。
「汗を取るためにサッと水洗いし、絞ってから洗濯機に入れる」という方法もありますが、すすぎが不十分だとシミや臭いの原因になります。さらに、湿った衣類が洗濯機内に放置されると、洗濯機自体にカビが生える可能性があります。このカビが衣類に付着すると、さらに問題が複雑化します。毎回すぐに洗濯するのが理想ですが、生活スタイルによっては難しいこともあります。
汗をかいた衣類の取り扱いや、すぐに洗えない場合の対処法について、詳しく見ていきましょう。
夜間や朝の運動後の衣類の扱い方
夜にスポーツをして朝まで洗濯ができない場合や、朝のジョギング後に一日中汗に濡れた衣類を放置せざるを得ないことがあります。
湿った衣類を長時間そのままにしておくと、非常に強い臭いが発生します。この臭いは洗濯後も残りやすく、
「洗っているのにどうしてこんなに臭うの？」
と疑問に思うことがないよう、汗を吸った衣類は速やかに乾燥させることが重要です。運動後はすぐにハンガーにかけて風通しの良い場所で乾かしましょう。
風通しを良くするために、突っ張り棒を利用して衣類を干すのも一つの方法です。突っ張り棒は100円ショップで手軽に入手できますが、洗濯物の量が多い場合は耐荷重性の高い製品をホームセンターで選ぶと良いでしょう。ジムでの着替え後に直接職場に向かう場合は、乾燥機やドライヤーで事前に衣類を乾かしておくことが推奨されます。
また、洗濯機内に湿った衣類を入れたままにしないことも大切です。特に洗濯機の蓋を閉めてしまうと、湿気が閉じ込められて雑菌の増殖が促される可能性があります。
湿った衣類は通気性の良いカゴに一時的に入れておき、湿気を閉じ込めないように対策を取りましょう。
汗をかいた衣服の即時洗濯が難しい時の対処法
日々の洗濯が難しい一人暮らしの方や、水道代や電気代を節約するために週に数回しか洗濯をしない家庭も多いです。そのため、汗をかいた衣服をすぐに洗うことができない場合があります。
そんな時には、衣服のつけ置きがおすすめです。100円ショップで手に入るバケツに、通常使っている洗剤を溶かした水に衣服を浸す方法が効果的です。さらに、臭いが気になる場合は、酸素系漂白剤を加えると良いでしょう。
酸素系漂白剤は衣服の繊維を傷めにくい特性がありますが、塩素系漂白剤を頻繁に使うと色あせや衣服の損傷を引き起こす可能性があるため、使用には注意が必要です。
つけ置きの時間は最長で半日程度に留め、長時間のつけ置きは避けましょう。もし洗濯が長期間できない場合は、まずは汗を吸った衣服を乾燥させ、洗濯の前日につけ置きしておくことが臭い対策として効果的です。
ただし、水だけでは衣服から出た汗が腐敗するため、洗剤の使用を忘れずに。洗濯日が来たら、つけ置きした衣服を洗濯機で通常通り洗えば、臭いも汚れもきれいに除去できます。
人の汗や皮脂は意外と腐敗しやすく、臭いやカビの原因となることがあります。
最も良い方法は速やかに洗濯することですが、日常生活でそれが難しい場合は、上記の方法を試してみてください。
まとめ
・汗をかいた衣服は、洗濯機内で放置しないこと。
・湿った衣服は乾燥させ、長時間の放置は避けること。
・臭いが気になる場合は、漂白剤と洗剤を混ぜた水でつけ置き後に洗濯する。
